2016年7月11日月曜日

4-5nm粒径ナノ銀粒子による土壌中セシウム放射線低減現象

第53回アイソトープ・放射線研究発表会にて、ナノ銀による放射線低減現象の発表がありました。
カテゴリと題名は以下のようになっています(発表に適したカテゴリが存在しないようで、畑違いの「動植物」に分類されています)。
東電福島第一原発事故関連 動植物(1)
2a-Ⅱ-12
4-5nm粒径ナノ銀粒子による土壌中セシウム放射線低減現象
-諸間接証拠に基づくメカニズムの検証-
岩崎 信(元東北大・院工)、阿部宣男(元東京都板橋区ホタル生態館)、綾部斗清(日大・生物資源学)
この研究発表会は以下で広報されています。


発表のプログラムは以下に公開されていて、上記の発表はP8に載っています。

http://www.jrias.or.jp/seminar/seminar/pdf/file1_53program20160627.pdf

今回の発表では、たいへん重要な事実が幾つか報告されましたが、詳細については省かせていただきます。私が特に重要だと思ったのは以下です。
  • 初期に採取された汚染土壌にナノ銀を添加して一ヶ月経過した試料の放射線量はほぼバックグラウンドレベルとなった。
  • 詳しく解析すると、Cs134とCs137の放射線減少率には微妙な差がある。
また、LENR(常温核融合)を仮説として提示したのは、もしかするとこの研究発表会では初めてのことかもしれません。論文が出てくるのが楽しみになってきました。

以上

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