2014年7月26日土曜日

東京都知事選でアピールされかかったナノ銀除染

今年5月に発売された『月刊『紙の爆弾』2014年6月号』にナノ銀除染に関して興味深い記事が出ていました。「自民党内「反安倍」勢力、小泉&細川新法人設立 「保守系反原発」に期待すべきか」という題名の記事で、著者は山田厚俊氏です。


政治家の平野貞夫氏がナノ銀による放射線低減効果の研究を支持しており、常温核融合(LENR)を重要視されている事は、これまで何度も表明されてきました。平野貞夫氏は、小沢一郎氏のブレーンとしても知られていますが、細川護煕氏からも信頼されているとのこと。その細川氏が東京都知事選出馬に際して、平野氏に連絡を取ったそうです。そして、平野氏が脱原発の秘策として用意していたのが、実は「ナノ銀除染」だったと記されています。以下、記事より引用します。
実は、細川氏が出馬した都知事選においても、このナノ純銀の除染処理方法は訴えられようとした。その”幻のアピール文”の要旨がある。「東京都に は、福島原発事故問題を解決すべき責任がある。と同時に、その『知恵』を持っている。」と題されたA4用紙二枚に、ナノ純銀の”効果”が記されている。
それによると、東京都は電力の大消費地であり、福島第一原発の電力に依存して豊かな生活を享受することができた”恩恵”がある以上、原発事故に苦しむ人を救済し、諸問題を解決しなければならない責任があると道義的、倫理的な問題提起がはじめに書かれ、ナノ純銀の効果や研究経緯が記されている。
そして、<今後は直接的証拠の確認のために、諸研究機関等での追試・検証が待たれる。>としながらも、<昨年来、『追試』を求めて各方面に働きかけてきたが、政府機関・学会等からは無視され続けている現状がある。><この技術を認めようとしない理由は、「核分裂」に拘る原子力村にとっても「高熱高圧核融合」の研究グループにとっても、【死活問題】となりうる研究><板橋区に住む下村文科大臣は、野党時代には強い関心を示していたが、大臣就任と同時に無関心になった。>と、一刀両断。最後には、<放射能の低減化、無害化を世界に先駆けて『東京』で挑戦し、東京オリンピックまでに『新しい技術』を完成させることが、我々に課せられた新しい使命ではないか。>と締めくくる。
準備不足や選対事務所のゴタゴタにより、表面には出ずに終わったが、この要旨をまとめたのも当然のことながら、平野氏だった。つまり、平野氏は細川氏、小泉氏が掲げる「脱原発」を具現化するための最重要人物だというのである。
東京都知事選でアピールされていたら、研究を進める上で非常に大きな力になっていたであろうと思うと、細川氏陣営の準備不足が残念でなりません。ナノ銀除染以外にも、振動攪拌による核変換現象微生物による放射線低減など、放射性廃棄物や放射能汚染を軽減できるかも知れない様々な技術が提案されています。福島原発災害を引き起こしてしまった日本こそ、常識に囚われず、実験事実を冷静に見て、こういった新たな研究へ取り組むべきだと思います。

以上

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